【レトロ】Faber-Castell 67/87 R 加減算もできるポケット計算尺
今回は、Faber-Castellのポケット計算尺「67/87 R」を紹介します。 表側の計算尺に加えて、裏側には足し算と引き算ができる加算器が付いているモデルです。
基本情報
| 商品名 | Faber-Castell 67/87 R |
|---|---|
| サイズ(mm) | 160x42x6 (LxWxH) |
| 材質 | プラスチック、アルミ |
| 製造年 | 1960年~ |
| 製造国 | ドイツ |
| 価格(当時) | 不明 |
| 電源 | 不要 |
超絶アバウト解説
色々調べた情報とか実機を見て分かったことをゆるーく解説します。 一応、下調べはしているつもりですが間違ってたらごめんなさい。。
Faber-Castellと計算尺
Faber-Castellは鉛筆などを製造する文房具メーカーですが、昔は計算尺なども作っていたようです。公式サイト
ドイツのゲロルツグリュンにあった工場では、計算尺以外に石盤や木製定規なども生産されていたそうです。歴史紹介
日本では竹製のHEMMIがよく知られていますが、今回の67/87 Rはプラスチック製です。
67/87 Rについて
67/87 Rは、12.5cmの目盛を使ったRietz式のポケット計算尺です。 Faber-Castellのカタログでは技術者向けの「Rietz」モデルとして掲載されています。当時のカタログ
普通の67/87との大きな違いは、型番末尾の「R」。これはAddiator付きの12.5cmモデルを示す記号で、裏側に加減算器が組み込まれています。計算尺ができない足し算と引き算をスタイラス式の加減算器で補い、四則演算をひとつの道具で扱える構成になっています。
表側は計算尺
まぁ普通の計算尺です。特に変わったところはないです。目盛としてはL、K、A、B、CI、C、D、S、ST、Tがあります。

裏側はAddiator
裏返すと、今度は数字の窓と縦方向の溝が並んだAddiatorが現れます。 専用のスタイラスを溝へ差し込み、数字に応じて上下へ動かすことで加算と減算を行う機械式の計算器です。

計算が終わったら、一番上にあるリセット機構を動かして表示を0へ戻せます。
桁上がりなしの足し算
まずは桁上がりのない足し算です。3+4をします。数字の位置からまっすぐ下へ動かすだけなので簡単。
桁上がりのある足し算
桁上がりがある場合(赤い色が付いている場合)は、溝の端にある曲線に沿ってスタイラスを動かします。これで隣の桁にも1が加わります。 動画では7+3をしています。
桁下がりのある引き算
引き算で桁下がりが必要な場合も加算と同じような感じで行います。動画では10-3をしています。
答えがマイナスになる引き算
この計算器はマイナスまで計算できます。Addiatorにも負数を表示できる機種はありましたが、すべてのモデルに備わった機能ではありません。Addiatorの取扱資料一覧 いままでは中央の結果を見ていましたが、答えが負数になる場合(これは人間が判断)は一番下の結果(SALDO NEG.の上)を見ます。 動画では7-8をしています。
専用ケース
緑色の専用ケースが付属しています。


HEMMIの計算尺と比べてみる
手元にあるHEMMIの計算尺と並べてみました。67/87 Rはポケットモデルなのでサイズは小さめです。

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